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お局がうざいから転職したい!実践すべき6つの対処法

お局がうざいから転職したい!実践すべき6つの対処法

社会に出て仕事をしていくうえでは、さまざまな立場や考え方の関係者と接しながら働くことになるなかで、自分とは合わない“お局”に遭遇するのは珍しくありません。いちいち嫌味や小言を挟んできたり、自分にだけ辛く当たってきたり、顔を合わせるだけでストレスになるようなお局がいると悩みも尽きないでしょう。場合によっては、お局の存在が業務の妨害になっていることもあり、深刻な問題として早急に解消する必要があるケースも。そこで今回は、嫌なお局に困っている場合に、実践したい対処法をご紹介。あわせて、お局が原因で転職する際に、同じ目に遭わないための職場選びの仕方も解説します。

ストレスになりやすい嫌なお局のよくあるパターン

お局

お局といえば、同じ職場に長年勤続していて、強い存在感で威圧的にも見えるベテランの女性社員を指すのが一般的でしょう。またお局といっても、そのタイプはさまざまですが、厄介に感じやすい典型的な例としては次のようなパターンが考えられます。

  • 何をするにも高圧的で、きつい口調で相手を責めたり無視したりする
  • 自分より年下や後輩に対して威圧的な態度になる
  • 独自のマイルールにとらわれすぎていて、理不尽な注意や嫌味が多い
  • 社歴の長さから自分の立場を高く位置付けていて、仕事をしない(周りに押し付ける)
  • 自分の立場を守ろうとするあまり、後輩の評判を下げるような言動をする
  • 気分によって言動が変わりやすく一貫性がない
  • 噂話や悪口が好きで、他人のプライベートに必要以上に干渉する

上記の他にも、お局と呼ばれる先輩のタイプはまだまだありますが、なかには決して本人に悪気はないものの疎ましく思えてしまうケースも。例えば「おせっかい気質で、些細なことにも口出ししてしまう」など、場合によっては周囲のことを思うがゆえに、度を越えた言動になっていることもあります。まずはお局に対処していくためにも、「相手を貶めたい」「自分だけがいい思いをしたい」など、本人に悪意がありそうなのかじっくりチェックしてみるのも大切。相手のタイプに応じて対処法も変わってくるので、苦手に思えるかもしれませんが、あらためて相手を観察してみることも重要です。

嫌いなお局がいる時にできる対処法6選

パワハラ

どうしても苦手に感じるお局がいると、なんとなく職場に行くのも億劫になりがちで、仕事のモチベーションが下がる原因にもなってしまいます。では実際に、お局の存在が気になってしまう場合に、検討したい対処法をご紹介していきます。

上司・先輩や人事などの担当部署などに相談してみる

人間関係の悩みは、周りに言いづらい部分もありますが、個人面談などの機会に上司や先輩に相談してみる方法もあります。状況に応じて、所属のチーム・部門や業務フローを変えてもらえるなど、お局の相手と距離が置けるような対処がされるケースもあります。さらにあまり目に余るようなお局の言動や行為は、パワハラに該当する可能性も。社内の関係者に相談してみることで、その相手の部署異動や転勤などの措置がなされる場合もあります。もしくは明らかに悪質な言動が確認される時には、お局に対する降格・減給・出勤停止など、懲戒処分が下されることも。普段から嫌がらせ行為などを受けている場合には、いつでも周りに相談できるように、例えばメールのやり取り・録音データ・メモなどの記録を残しておくのもよいでしょう。パワハラの証拠として提示できるように、あらかじめ準備しておくのもいいかもしれません。

自分自身の配置転換を申し出る

お局によるストレスを避けるためには、社内のなかで自分の置かれている環境を変えられないか考えてみるのもいい方法です。例えばジョブローテーションで自らの人員配置を変えてもらったり、自分自身が部署異動や転勤を希望したりなど、社内に在籍しつつお局から離れる手段を検討してみましょう。接点さえなくなれば、お局からの嫌な態度や発言を受けることも回避できるため、もし配置転換の希望が出せるなら自分から距離を置ける選択をする手段もあります。

自分の仕事だけに集中して受け流す

できるだけ今のポジションや担当業務が変わりたくない時には、自分自身の意識を変化させる方法も考えられます。難しいかもしれませんが、大切なのは、そもそも必要以上に相手にしないことです。こちらが委縮するような様子を見せると、その反応から余計にターゲットにされてしまい、攻撃的な対応や嫌味な物言いなどを助長させてしまうこともあります。あくまで毅然とした態度で接したほうが、相手としても当たり甲斐がなくなりやすく、自分自身の強い心がまえにもつながりやすいでしょう。まずは自分の仕事に集中する意識を持って、お局の言動は軽く受け流すようにしつつ、同じ職場内でもなるべく距離が取れるように対処するのもおすすめです。

嫌いなお局に対する見方を変えてみる

場合によっては、自分自身の視野を広げてみることで、相手に対する見方が変わることもあります。どうしても苦手な相手のことは、マイナス点ばかりを見てしまいがちです。そこでもう少し相手のさまざまな面を観察してみることで、表面的ではなく潜在的な部分も含めて、本来どのような人物なのか理解が深まることもあります。例えばお局だと感じていた相手は、単純に人付き合いが苦手で、なんとなく自分にとって冷たい態度に感じてしまうだけのケースも。よくよく考えてみると、「厳しいながらも言っていることは正しい」などのパターンも考えられます。自分自身の捉え方次第で、気が楽になることもあるので、自らの思考をあらためて見直してみることも大切です。

お局を味方にする方法を考える

お局にも幅広いタイプがあり、「相手のことが気に入らない」といった単純な理由だけでなく、今までの経験や潜在的な意識から嫌な態度や言動につながっているケースもあります。例えば「自分の立ち位置を守りたい」「社歴の長い自分がしっかりしていないといけない」など、強い自負からお局のような存在になっている可能性も。こうした場合には、ちょっとしたことでも相談してみたり、相手の得意分野で頼ってみたりすることで、お局的な対応が軟化していくことも考えられます。相手を十分に観察してどのような人物なのか見極めながら、自分自身の接し方を工夫してみることで、状況を改善できることもあります。このようにお局に対する、自らの苦手意識を変えていくことで、むしろ相手と仲よくなれるチャンスとも捉えられるでしょう。お局を味方にする心がまえにできれば、自分自身も、相手側にとってもストレス感が軽減されることもあります。

どうしても耐えられないなら最終手段は転職

例えば「お局以外に不満はなくて仕事も好き」「待遇や労働条件がよくて続けたい」など、他の面で十分に満足できているなら、転職しない方向で考えていくのもいいかもしれません。しかしお局が原因であまりに劣悪な職場環境になっていたり、過酷な働き方などの厳しい状況だったりする場合には、転職を検討していくほうがよいでしょう。無理に続けてしまうと、場合によっては多大なストレスから、深刻な心身症状や精神疾患につながってしまう危険性もあります。「出社するのが難しく感じる」など、メンタル不調が見られる際には、日常生活に支障をきたすような状態になってしまう前に転職に向けて動き出すことをおすすめします。

お局がいない転職先を見つけるポイント

転職先選びのイメージ図

もしお局からの回避のために転職するのであれば、新たな職場でも、同じような状況になるのは避けたいもの。そこで転職して環境を変えるにあたり、お局に遭遇しないためには、職場の選び方にも注意しておくことが重要です。では実際に、新たな転職先を探す時にチェックしておきたい、お局がいない環境になりやすい職場の特徴も見ていきましょう。

オープニングや新設部署・新規事業で働ける

オープニングや新設部署・新規事業で働ける職場であれば、新たに採用される自分自身だけでなく、基本的には他のメンバーにとっても新しい環境となるケースが多いでしょう。自分も他のメンバーも含めて、スタートラインが同じになりやすく、経験値としての差が出にくい傾向にあります。そのため必然的に、お局のような長年にわたるベテラン的な存在も生まれにくいのが特徴です。

既存メンバーの平均年齢が低い

勤続年数が長くなればなるほど、当然ながら年齢も同じように重ねていくことになります。反対にいえば年齢が若いほど、その分社歴も短い証拠で、今までの経験による固定観念などにとらわれにくいといえるでしょう。そのため若手の人材が集まっている、平均年齢の低い職場であれば、お局的なベテランが在籍する確率も下がりやすいといえます。

設立年数の浅いスタートアップ企業

そもそも会社自体の年数が浅ければ、所属する社員の在籍年数も必然的に短くなるため、長年勤続するお局的な存在は生まれにくいでしょう。比較的新しいベンチャー企業やスタートアップ企業であれば、お局に遭遇する可能性は低くなりやすいといえます。

成果主義で社歴・経験年数に関係なく活躍しやすい

社歴や経験年数よりも、個人の業績が重視されやすい成果主義の場合なら、長年の勤続だけでは評価されにくい傾向にあります。お局的な存在が優遇されづらい環境ともいえるため、入社して早期のうちから、のびのびと活躍しやすいのも特徴。年齢などに関係なく、実力を認めてもらいやすい職場のほうが、お局の存在を気にせずに働いきやすいでしょう。

まとめ

「苦手なお局がいる」という場合でも、個人それぞれで置かれている状況は異なり、相手のタイプなどによっても対処法は変わってきます。お局に困っている時には、まずは自分自身が冷静になって、しっかりと現状を把握してみることも重要。そのうえで、どう解決していくのが適切なのか、対処法を考えてみましょう。もしお局の存在にお悩みであれば、本記事も参考に、どのような対処をすべきなのか検討してみてください。