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SNS活動は転職に有利?メリット、デメリットを解説

SNS活動は転職に有利?メリット、デメリットを解説

SNSが広く普及し、さまざまなインフルエンサーによる影響力も大きくなってきている昨今。「基本的には閲覧しかしない」といったユーザーも多いなかで、積極的にアカウントを運営し、たくさんの人に見られるような投稿をしているケースも存在しています。またこうしたSNS活動からビジネスにつながるパターンもあり、なかには転職に活かしたいと考える場合もあるでしょう。そこで今回は、SNS活動が転職にどう影響するのか詳しく解説していきます。

SNS活動が転職で有利になる可能性は十分にある

SNS

SNSを使った情報収集やコミュニケーションが当たり前になっている昨今では、さまざまなシーンでの積極的な活用を検討している企業もたくさん存在します。実際に、各社の販売戦略や人材採用など、SNSを効果的に取り入れている企業も多数見られます。

また業績アップなどを図るためにSNSを使っていくビジョンはあっても、社内における運用ノウハウが不足していることも多々あり、そうした際には外注している場合も。このように事業活動を推進するうえで、SNSをどんどん利用したいと考えながらも、なかなかうまく運用できていない企業も珍しくありません。なおかつSNS運用をわざわざ外部に依頼するのであれば、自社で内製したいと感じているケースも出てきています。こうした背景から、SNS活動に精通している人材を求めている企業も多く、転職において有利になる可能性は十分に考えられます。

さらにSNS活動での一定数のフォロワーや拡散力も強みとなりますが、こうした情報を発信する実力以外にも、幅広い能力をアピールできます。例えば投稿を広めるためのマーケティング力や、人目を惹きつけるコンテンツを作るクリエイティブ力など、SNS活動では多様なスキルを培うことが可能です。このようにSNS活動で積み重ねてきた経験は、ビジネスで応用できるチャンスは大いにあり、転職に向けて効果的に働くことにも期待できます。

SNS活動者を優遇して採用しているケースも

SNS活動の方向性は個人によってさまざまで、ただ日常を綴ったりしていることもあれば、何かしらの面白さや楽しさを共有したりするパターンも見られます。なかには、特定の物事に新たな見解を示して共感を集めたり、興味を引くコンテンツでエンタメを提供したり、より多くのユーザーの目に留まるようなSNS活動をしているケースもあるでしょう。

特に多数のフォロワーを獲得している時には、いわゆるインフルエンサーと呼ばれる立ち位置になっていることもあります。そこで企業によっては、一定基準以上のSNS活動をしている人材に対し、その影響力に期待して優遇して採用している場合も。例えば、自社に関連する分野に詳しい人物をSNS上で探してスカウトしたり、書類選考や筆記試験などの免除をおこなっていたりなどの企業も見られます。フォロワー数・閲覧数・いいね数などの指標をもとに、SNS活動をしている人材を特別枠として採用していることもあり、今までに積んできた実績を活かせるチャンスも。このように転職先の選び方や探し方次第では、積極的なSNS活動が大きな武器となることも少なからずあります。

SNS活動を転職に活かすメリット

では実際の転職市場において、自分自身のSNS活動がどのような形で有利に働くのか、具体的なメリットも見ていきましょう。

自分の強みやスキルをわかりやすく提示できる

仮に自社のSNS運用担当者を採用したい企業に転職するなら、今までに培ってきた経験をそのまま活かせるため、自らの活動そのものを自己PRにできます。

またSNS活動では、さまざまな情報発信をするにあたり、コンテンツの企画立案から投稿までにいくつもの過程を踏むことになります。なおかつ実際に、一定のフォロワー数や閲覧数などの数字につながっている場合、それぞれの段階で取り組んできたことが高い成果につながっているといえます。こうして自分自身が運用しているアカウントを見てもらうことで、自らの積み重ねてきた実績を明確に示せると同時に、そこまでに何をしてきたのかのアピールができます。例えば、フォロワーの獲得に向けてどこを工夫したのか、多くのユーザーに拡散されるコンテンツをどう作ったのかなど、結果を生み出すまでのプロセスも評価されやすい部分です。物事を分析して試行錯誤できる思考力や、これまでにないような斬新なアイデアをひらめく発想力など、実態をもって自らの強みやスキルを提示できるのはメリットでしょう。

SNS活動で培ったさまざまな能力を評価してもらえる

SNS活動をするなかで培ってきた能力は、単純にインターネットで広く情報発信するだけでなく、幅広いビジネスシーンで活かせる可能性も考えられます。

実際にSNS活動でフォロワーを集めて投稿を拡散させるためには、さまざまな試行錯誤をしていく必要があります。例えば、いくつもの投稿を検証して改善を繰り返したり、他のアカウントと比較して自らのコンテンツを練ったりなど、自分なりに模索を重ねていくことも少なくないでしょう。こうした過程のなかでは、目標達成に向けた論理的思考をはじめ、課題解決力・リサーチ力・洞察力などの多様なスキルを培うことができます。

このようにして身につけてきたものは、SNS運用に限らず、その他のビジネス的な分野にも応用できるスキルとして高く評価されることもあります。仮に新たな商品やサービスを開発する仕事であれば、SNS活動における、フォロワー(=ユーザー)の関心を汲み取って惹きつける力などもアピールできるでしょう。たとえ転職先の仕事がSNSにまったく関係なかったとしても、自らの活動を見直してみることで、今までの経験を何かしらで発揮できるチャンスもあります。

自分の好きなことをそのまま仕事にできることもある

最近では、企業側による採用活動でSNSが使われることも多く、各プラットフォーム上で新たな人材を発掘しているケースも見られます。場合によってはリクルート用ではなく、各企業のブランドや商品・サービス用のアカウントを活用して、新規人材を獲得しているようなパターンも。例えば、各企業の投稿にいいねをしているユーザーのなかから、それぞれのアカウントにアクセスしてどのような人材なのかリサーチしてスカウトする手法なども出てきています。

こうした背景から、あくまで個人的なSNS活動だったとしても、積極的な情報発信やアクションから転職が有利になる可能性も少なからずあります。特に自らの投稿で発信している、自分の好きなことに携わる業界などの転職先であれば、自身のSNS活動により強い思い入れを伝えることも可能です。企業側としても、何かしら自社に愛着を持ってくれそうな人材を採用した考えがあるため、その個人のSNS活動そのものがアピールになることもあります。

またSNSで情報発信をしている場合、自分の興味のある特定の分野に詳しいことも多々あり、そのアカウントの投稿内容を見れば知識の豊富さを読み取ることもできます。このように転職時の自己PR などにSNS活動の実績を使うことで、自分の趣味を仕事に活用できるチャンスも考えられます。

もちろん待ちの姿勢だけではなかなか難しいですが、自分が関心を寄せているものに関連する商品・サービスや企業のアカウントをフォローしていれば、声をかけられる機会もあるかもしれません。

各企業の“顔”となって活躍できるチャンスも

近年ではSNSを活用した広報活動に力を入れている企業も多く、各社のアカウントの運用担当を採用する求人も増えてきています。そこで個人的なSNS活動であったとしても、仕事に活かせる経験として評価してもらえるケースもあり、各企業の“顔”となる広報で活躍できる可能性もあります。

場合によっては、ある程度のフォロワー数がいたり、自社の商品やサービスに関わる分野に詳しい投稿をしたりする際には、各企業のアイコン的な立ち位置に就けることも。いわば各企業を象徴する存在として、今までのSNS活動での実績をもとに、各社を代表するプロモーション部隊を任せてもらえるチャンスも考えられます。また今までのSNS活動との関連性が深い転職先なら、その個人のアカウントから企業用のほうにファンが流れてくることも想定されます。こうした個人のSNS活動による発信力・拡散力が認められて、転職で有利になるパターンもあります。

SNS活動が転職にもたらすデメリット

SNS

ここまでに見てきたように、SNS活動を転職に活かせるメリットも多くありますが、場合によっては不利になってしまう可能性もあります。SNS活動をしながら転職を検討する際には、以下のような注意点も頭に入れておきましょう。

本業に影響するリスクを懸念される

特にSNSに関係しない仕事に転職する際には、世間的には実績を出している活動だと、かえって採用につながりにくくなることもあります。もし個人的なSNS活動で高い成果をあげているのであれば、趣味レベルではなく、ビジネスに展開できる可能性も考えられるでしょう。そうなると採用する側としては、「個人で独立していずれ仕事を辞めてしまうのでは」など、短期間での離職などのリスクを想定してしまいます。

また多少でも影響力のあるアカウントだと、何かの拍子に、自社がその運営者の勤務先として外部に知れる事態も考えられます。そこから場合によっては、各企業が求めていない勝手なイメージが付いてしまう懸念が出てくることもありますこのように個人的なSNS活動から、自社での本業にマイナス効果をもたらす不安を抱かせてしまうこともあり、なかにはあまり歓迎していない企業も見られます。

SNSに疎い企業からは敬遠される場合もある

昔ながらの風潮が根付いている業界や企業だと、そもそもSNS活動をしていること自体に、あまりいい印象を持っていないことも珍しくありません。古くからの伝統的な文化が強いと、個人のSNS活動に対して疑念を抱くケースもあり、漠然とした先入観として「チャラチャラしている」などと思われてしまうこともあります。もしくは「SNS=若者」のようなイメージがあると、比較的年齢層の高い企業では、自社の社風に合わないように捉えられてしまう場合も。もちろんSNS活動をしているからといって、軽薄な性格だったり年齢が若かったりするわけでもなく、さまざまな属性や考え方の人に使われているものです。とはいえ企業ごとの価値観も多種多様で、なかにはSNSに対するどこかマイナスな固定観念を持っていることもあり、ネガティブに捉えられてしまう可能性も想定されます。

各企業の社風に合わないとSNS活動だと逆効果になる

場合によっては、各企業のSNS運用に携わる仕事への転職であっても、個人的な活動が問題視されてしまうことも少なからずあります。

SNS活動自体に対する実績はあったとしても、実際に投稿している内容が転職先の風土に合わないものだと、「自社との相性は悪いかも」などと懸念される可能性も考えられます。個人のSNS活動では、投稿するコンテンツから、運営者自身の価値観や特性が見えやすい部分もあります。面接などでの受け答えに問題なくても、その個人のSNSから感じ取れる雰囲気から、「自社の波長になじむのは難しいのでは」と思われてしまうケースも想定されます。場合によっては、転職用に別途アカウントを作成するなど、普段個人的に使用しているものは出さないほうがいいパターンも。もし自分のSNS活動をアピール要素として活用したいのであれば、その転職先にとって効果的になるものなのか、しっかりと見極めることも重要です。

そもそも従業員個人のSNS活動を推奨してないケースも

もちろんSNSを利用するのは個人の自由なので、企業が制限することはできません。しかし近年では従業員の不適切な投稿から、組織レベルの大きな問題に発展する事例も出てきており、個人のSNS活動を好ましく感じていないこともあります。

SNSでの個人的な投稿から、企業イメージに悪影響をおよぼしたり、情報漏えいが起きたりなど、組織的な炎上のリスクを懸念している場合も少なくありません。SNSを禁止するようなことはできませんが、特に個人で大々的な活動をしていることが知れてしまうと、企業によっては敬遠されてしまう可能性もあります。このように転職先次第では、個人のSNS活動があまりアピールにならないこともあり、かえってマイナスなイメージを持たれてしまうことも。転職先によっては、個人のSNS活動については伏せておいたほうがいいケースも考えられます。

SNS活動を転職に役立てたい時に注意すべきポイント

SNS

SNS活動をしていることは、転職で有利になる可能性はありますが、かえってデメリットになってしまうことも珍しくありません。そこでここからは、自分自身のSNS活動を転職で活かしたい時に、気を付けておきたい部分も解説していきます。

自らのSNS活動が重宝される職場を見極める

ここまでにも出てきているように、自分自身のSNS活動が高く評価されるかどうかは、職場によって大きく異なります。前述にもあるように、そもそも個人的なSNS活動自体が快く思われないパターンも少なくないため、自らの強みや能力としてアピールするかは十分な見極めが必要です。もちろんその反対に、各企業のSNS担当者を求めている場合など、今までの活動経験が高く評価されたり本領を発揮して活躍できたりするケースも。またSNSに関わる仕事に限らず、個人的な活動で培ってきたスキルは、ビジネス上の幅広い分野で活かせるポテンシャルもあります。

そのため転職に向けては、自分のSNS活動が歓迎される職場なのかどうか、あらかじめ十分な企業研究をしておくことも重要です。例えば「自社のアカウントを積極的に更新している」「トレンド意識が強い」など、SNSが歓迎されやすい雰囲気があれば、自らの活動が重宝される可能性は高いでしょう。各企業のHPや採用サイトなどをしっかりとチェックして、事前に社風をリサーチしておくのがおすすめです。

社会人としてのビジネススキルもしっかりとアピールする

SNS活動における投稿内容は、自らの実績を集めたいわばポートフォリオのようなものでもあり、ついつい自己PRなどで頼りがちです。またSNS活動で実績を積むなかで身につけられるノウハウは幅広く、採用選考でアピールしようと考えると、そこに関連する要素ばかりになるケースも多いでしょう。

しかし決まった組織のなかで業務を遂行するにあたっては、ただSNSで成果を出すことだけでなく、多岐にわたる能力が求められます。チームの一員として活躍していくからには、例えばコミュニケーション能力や協調性など、社会人としての基礎力はもちろん重要です。その他にも、さまざまな状況にも柔軟に応じられる対応力や社内外の関係者同士で連携する調整力など、ビジネスにおいて必要とされるスキルは幅広くあります。転職を目指す時にはSNS活動上の強みだけではなく、新たにはじめる仕事ではどのような能力が必要とされるのか考えつつ、選考に向けて準備しておくことも大切です。

SNSリテラシーを徹底して投稿を管理する

SNSの使い方次第では、転職にあたっては不利に働いてしまうこともあります。場合によっては転職先から、第三者にしてみると不適切な発言やコンテンツに思われる投稿を見られてしまうケースも考えられます。転職に悪影響になるようなアカウントにしないためにも、今一度自らの投稿を見直してみて、何か問題がなさそうなのか確認してみるのがベスト。採用選考にあたって、個人のSNS活動を公表しなかったとしても、各企業の担当者がアカウントを見つけてしまうことも珍しくありません。不採用や内定取り消しなどのリスクを防ぐためにも、たとえ自らのSNS活動に対する言及をしなくても、できるだけ十分にリテラシーを管理しておくのが無難です。

転職先との親和性を意識する

個人でSNS活動をしていると、アカウントの運用やコンテンツの制作など、すべて独自に手がけていくのが基本となります。こうしたSNS活動は、誰かの指示ではなく自分自身の考えを頼りに試行錯誤していくからこそ、個人的な価値観が強くなりやすい部分もあります。自分自身のこだわり持っていると、どうしても自らの意見に固執しやすくなる一面もあるため、できるだけ俯瞰的な捉え方を忘れないことも重要です。特に今までのSNS活動の経験を活かして、企業アカウントの運用などを担当する際には、自分の力だけではなく周りとの協調も意識しておくとよいでしょう。

まとめ

SNS活動は、個人の経験値によってはビジネスのチャンスにつながる可能性もあり、さまざまなポテンシャルを秘めているものです。もちろん志望する企業や仕事内容によって、SNS活動が有利になるかどうかは異なるものの、転職の成功につながるチャンスは十分に見込めます。まずは転職に向けてどのように活かせるのか、今までのSNS活動における経験を振り返りながら、自己分析をしてみるのがおすすめです。