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フリーター から正社員に! おすすめの職種や難易度

フリーター から正社員に! おすすめの職種や難易度

フリーターは比較的自由な働き方がしやすいなどの一面もありますが、長期的な雇用や待遇・福利厚生面の安定性を考えて、正社員への転職を検討するのも珍しくありません。ただフリーターと正社員では、勤務形態や業務範囲などが異なることから、「転職したいけれど採用になる自信がない……」というような不安を覚えてしまう人もいるでしょう。正社員とフリーターでは、雇用形態に違いがあるとはいえ、何かしらの業務に携わっていることには変わりありません。転職先の選び方などにもよりますが、今までに働いてきた経験を活かして、正社員を目指せるチャンスも十分にあります。そこで今回はフリーターから正社員を目指す際に、おすすめの職種や難易度をはじめ、転職するための方法・ポイントなどを解説していきます。

フ リーターから正社員への転職は厳しい?就職できる確率は?

転職のイメージ図

大前提としてフリーターは、正社員に比べると、出勤日数・時間が短い勤務形態になりやすい傾向にあります。こうした点から業務の量・担当範囲・責任など、正社員のほうが大きくなりやすく、仕事の難易度も高く複雑になりやすいのが特徴です。このような背景もあり、フリーターから正社員への転職は、求職者側も企業側も難しく感じやすい風潮が見られます。

もちろんフリーターでも、正社員と同じように働いているケースは多いでしょう。では実際のところ、フリーターから正社員を目指せる確率としては、どれくらいなのでしょうか?

労働政策研究・研修機構が発表している資料(※1)によれば、フリーターから正社員に転職した割合は、66.6%(25歳~34歳/2021年時点)。ちなみにこの割合は、フリーターの継続期間によって大きく変動しており、年数に応じて次のように推移しています。

<フリーター継続期間>※いずれも2021年時点
1年以内:68.8%
1年~2年:61.2%
2年~3年:56.6%
3年~4年:61.1%
4年~5年:37.9%
5年以上:32.3%

(※1)労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容-「第5回 若者のワークスタイル調査」から-」

上記のデータを見てみると、「フリーター継続期間4年以上」になると、正社員への転職率が大幅に下がることがわかります。

当然ながら個人差はありますが、フリーターの継続期間が長ければ長いほど、比較的年齢は高いといえます。特に年齢層が高くなると、長期的なキャリア形成などの観点から未経験採用が少なく、フリーターに限らず転職難易度も上がりやすいのが現状。特に即戦力としての採用となると、正社員としてのキャリアを持つ経験者が求められやすくなります。

フリーターから正社員への転職を実現している人は一定数存在していて、決してその割合が低いわけではありません。フリーターから正社員を目指せる可能性は十分にあるものの、継続年数が長いほど、転職率は低くなっている状況も見られます。もし正社員を目指したいと考えるのであれば、できるだけ早めから動き出すのが得策といえるでしょう。

フリーターから正社員になるための方法

転職成功のイメージ図

ではフリーターから正社員への転職を考えるにあたり、具体的にはどのような方法があるのか、以下から見ていきましょう。

転職サイトやエージェントなどの求人サービスを活用する

定番ではありますが、まずは正社員の求人を探すために、転職サイトやエージェントなどの各種サービスを活用する方法が考えられます。転職サイトでは、例えば「職種未経験歓迎」などの検索設定から、これまでの職務経歴に関係なく募集している求人を手軽に見つけることが可能。なかには「社会人未経験歓迎」など、正社員としてのキャリアを問わない求人も数多く探すことができます。さまざまな業界や職種から、職務経歴を問わない求人を探して、選択肢の幅を広げながら検討してみるのがおすすめです。

また転職エージェントでは、採用分野に精通したサポート担当による、求人紹介から選考対策までの全面的なバックアップを受けることが可能。求職者それぞれの経験や希望などをもとに、個々にとって最適な職場選びや、内定に向けたアドバイスなどのフォローをしてもらえます。「そもそも転職活動の進め方がわからない」など、もし何か不安を感じるようであれば、転職のプロに頼れるエージェントを活用してみるのもいい方法です。

なお「オーダーメイド転職」では、三重県の求人に特化したエージェントサービスを提供。独自のネットワークを駆使した、地元ならではの優良企業とのマッチングをお手伝いしています。三重県で正社員への転職をお考えの際には、ぜひ一度ご相談ください。

ハローワークで就職相談をする

こちらもよくある方法ですが、各地域にあるハローワーク(公共職業安定所)で転職相談をしてみるのもおすすめです。ハローワークの場合は、正社員への転職に役立つスキルを習得できる、無料の職業訓練を受けられるのも大きな特徴。なおかつ職業訓練の受講後には、転職に向けたサポートもあり、正社員になるまでの手厚い支援も実施されます。自分のスキルにあまり自信が持てない場合には、職業訓練校で各ビジネス分野のノウハウを学んでから、正社員を目指す方法もあります。

紹介予定派遣から正社員を目指す

いきなり正社員を目指すのはハードルが高いと感じるのであれば、派遣社員から直接雇用を目指せる、紹介予定派遣もおすすめ。紹介予定派遣では、正社員などの直接雇用を目的に派遣社員として勤務したのち、企業と求職者の双方の合意をもとに採用に至る仕組みになっています。まずは派遣会社に登録して、正社員を前提とする紹介予定派遣の求人を案内してもらい、そこから転職を目指す方法もあります。

現在の勤務先での正社員登用にチャレンジする

もし現在のアルバイト先で正社員登用の制度があれば、同じ勤務先でキャリアアップを目指すのもいい方法です。一般的には正社員になるための条件や試験などが設けられており、それをクリアして登用されるパターンがよく見られます。そもそもアルバイトから正社員への登用制度があるのか、どのような条件を満たせば目指せるのか、まずは勤務先の上長などに確認してみましょう。

正社員 を目指すのにおすすめ!フリーターからの転職がしやすい職種7選

未経験のイメージ図

正社員として勤務できる仕事は幅広くありますが、なかでもフリーターから目指しやすい一例としては、次のような職種が挙げられます。それぞれで求人の倍率も含めてご紹介していくので、ぜひ転職難易度の参考にもしてみてください。(※2)

※有効求人倍率:働きたい求職者に対して、実際に人材を求めている企業がどれくらい存在しているのか、求人の必要性を表す数値です。

(※2)厚生労働省「一般職業紹介状況(令和6年12月分及び令和6年分)について」

営業

対人スキルやコミュニケーション能力が重視されやすく、専門性の高い資格や技術などを問わず、未経験から積極的に採用しているケースも多く見られるのが営業職です。必要な商材知識なども、企業ごとに異なってくるため、入社後に習得するのが前提とされやすい一面もあります。ちなみに営業職(正社員)の有効求人倍率は、2.52倍。一人の求職者に対して、約2.5社の企業が人材を求めている状況で、正社員に転職できる可能性も比較的高いといえます。

ITエンジニア

IT業界は、全体として慢性的な人材不足となっている現状もあり、積極的に未経験から採用している傾向が見られます。プログラマーやシステムエンジニアといった専門職でも、未経験から採用して、入社後に必要な技術を教育する企業も多いのが特徴。もちろん自分でも根気よく学習する必要はありますが、未経験から手に職をつけて、正社員として安定しやすい職種でもあります。なおITエンジニアの有効求人倍率は1.74倍となっており、こちらも求職者数に比べて、人材を求める企業が大幅に上回っています。

製造

製造業は、国内の主要産業でもあり、そもそも転職先としての母数が多い業界でもあります。さらに仕事内容としても、マニュアルに沿った機械操作や加工作業などのルーティン業務も多く見られることから、未経験の求人も探しやすいのが特徴です。なお製造関連の職種全体においては、有効求人倍率は1.81倍。なかでも、「機械整備」「金属系の製造・加工」などの分野で、有効求人倍率が高くなっている傾向も見られます。また製造関連の職種は、例えば組立や検査など担当業務も幅広く、さまざまな選択肢から自分に合った仕事を見つけやすい一面もあります。

現場作業

現場作業といえば幅広い分野がありますが、例えば建設・運輸・倉庫作業・警備・清掃などは、ルーティン業務が比較的多く未経験採用の求人も多数見られます。なかでも有効求人倍率が高いのは建設分野で、6.26倍にも上るほど。ちなみに建設分野であれば、最初は現場作業からはじめて、経験を積み重ねていけば施工管理者を目指せる将来性もあります。またドライバー職も、有効求人倍率3.01倍と高く、転職先として目指しやすい分野です。

介護

介護職は、日常的な生活支援や身体介助が中心となるため、人と人との関わり合いが重要となる仕事でもあります。専門的なノウハウや知識よりも、コミュニケーション能力や対人スキルが求められやすく、未経験採用の求人も多く見られます。さらに介護業界は、少子高齢化の影響もあり、人材不足が深刻化している一面も。実際に有効求人倍率3.84倍と、かなり高い比率で人材が求められています。ちなみに介護関連の資格のなかには、講義を受けたら取得できる「介護職員初任者研修」と呼ばれるものもあります。特別な受験要件もないため、フリーターから取得しやすく、転職の準備で資格を取得したい場合におすすめです。

サービス業

アルバイトでは、接客や販売などのサービス業に携わることも多く、フリーター経験のなかで培ってきたスキルを活かしやすい分野でもあります。今までに身につけてきたノウハウが評価されやすく、正社員を目指す転職にもおすすめ。ちなみにサービス業の有効求人倍率は2.83倍で、実際に正社員としての転職先も数多くあり、幅広い選択肢から候補を選びやすいでしょう。

事務

事務職は、希望する求職者数も多い人気の仕事ではありますが、未経験から採用されやすい一面もあります。競争率は高いものの、データ入力など決まった作業をコツコツ進めていく業務も多く、経験やスキルを問わず採用しているケースも多数。ここまでに見てきた職種ほど有効求人倍率は高くありませんが、未経験から転職先が目指しやすく、選択肢の一つとして頭に入れておくのもおすすめです。

フリーターから正社員への転職を叶えるためのポイント

実際にフリーターから正社員を目指す際には、次のようなポイントも押さえながら、転職に向けた準備を進めていくとよいでしょう。

幅広い視野を持って転職活動をする

最初のうちから、あまりに希望の条件を決めすぎてしまうと、転職先の選択肢が狭くなってマッチする企業が見つかる確率も下がってしまいます。まずはなるべく広い視野で転職先の候補を探していくことで、例えば「こんな仕事もあったんだ」というように、新たな気付きを得られることも。自分の考えにはなかった選択肢も新しく見つけていくことで、より最適な職場に出会える可能性は高くなります。自分のなかの先入観や固定観念にとらわれすぎずに、幅広い範囲から転職先を探してみるのがおすすめです。

採用選考に向けた十分な対策をしておく

採用選考では、面接で質問される志望動機や自己PRなどをもとに、自社の戦力となる人材なのか判断されます。しっかりと自分をアピールするためにも、まずはフリーターとしての実務経験のなかで、例えば今までどう活躍してきたのか・培ってきたスキルなどを洗い出して整理しましょう。そのうえで、なぜ応募先の企業を選んだのか・入社後どのようなポジションで会社に貢献できるか、志望動機や自己PRなどを言語化していきます。そうすることで、企業側に対して、入社後の活躍のイメージを伝えることができます。

ちなみに面接で聞かれやすい質問として、「なぜアルバイトだったのか?」など、フリーターになった理由を問われるケースも多くあります。もちろん人それぞれで理由は異なりますが、できるだけ前向きな内容にまとめておくのがベスト。次のような具体例も参考にしつつ、自分はどのような背景からフリーターになったのか、振り返ってみましょう。

・柔軟に勤務形態を調整できる働き方で○○に打ち込んでいた(勉強、資格取得、夢 など)
・自分の適職をじっくり見極めて就職したいと考えるなかで、アルバイトで幅広く経験を積んで自分に合った道を選びたかった

「ただなんとなく」などのぼんやりとした理由ではなく、きちんと自分の言葉で明確にしておくことをおすすめします。

社会人としての基本的なビジネスマナーを心得ておく

採用選考では、やはり第一印象が大きく影響しやすい部分もあり、基本的なビジネスマナーもしっかりと意識しておくことが重要です。正社員として求められるビジネスマナーのなかには、アルバイトではなじみのない言葉遣いや所作などが出てくることも多いので、あらかじめ自分で調べて準備しておきましょう。

まとめ

近年は少子高齢化などの影響もあり、さまざまな企業で人材不足が課題になっています。こうした状況から求人数も比較的多くなっているのが現状で、正社員を募集しているケースも多数。さらに今回見てきたように、職種によっては未経験から積極的に採用している場合も多々あり、フリーターからの転職を目指せる可能性は十分にあるといえます。フリーターから正社員への転職をお考えの際には、ぜひ本記事も参考に、次のステップへ進む準備をしてみてください。