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性格診断mbtiの結果で転職先を選ぶのは危険?適職の探し方

性格診断mbtiの結果で転職先を選ぶのは危険?適職の探し方

特に若者世代を中心に、SNS上の自己紹介などでも流行しているmbti。自分の性格や行動パターンなどが分かる、心理テストのような診断方法で話題を集めており、最近では有名人が自らのmbtiタイプを公表しているケースも多々見られます。こうした自らを内省できる診断は、ちょっとしたゲーム感覚的に楽しむこともできますが、例えば「転職時の仕事選びにも使えるのでは?」と感じている人もいるかもしれません。そこで今回は、世間一般で広まっている性格診断について、適職を探すのに活用したい時に知っておきたいポイントを解説します。

そもそも一般的に広まっている性格診断とmbtiは異なる

MBTI

大前提として、世間的に流行している性格診断は、厳密には本来のmbtiとは異なるものである場合が多く見られています。ちなみに最近よく目にする、「建築家」や「主人公」などのタイプに分かれるものは、正確には「16Personalities」と呼ばれる性格診断です。現在の一般的な認識として、16Personalities もmbtiも同じような見方をされていますが、正式には違う種類の診断手法となります。

なおmbtiとは、スイスの精神科医および心理学者・ユングの理論にもとづいた、世界的に用いられる国際規格にもなっている性格検査です。(※1)mbtiは、正しくは専門家による支援のもと、さまざまな物事に対する認知パターンを理解する分析手法でもあります。例えば何かしらの事象が起きた時に、どのような考え方をするのかといった傾向を知るためのもので、通常は企業での能力開発研修やキャリアカウンセリングなどで活用されます。またmbtiは必ず専門家によって実施されるため、16Personalitiesのように、Web上で簡易的に受けられるものではない点にも注意しましょう。

(※1)一般社団法人日本MBTI協会

16Personalitiesの性格診断だけで適職を選ぶのは要注意

世間的には、16Personalities=mbtiと認識されている場合が多くありますが、こうした性格診断の結果だけで仕事を選ぶのは避けたほうが無難です。いずれにしても、あくまで考え方の傾向などの志向性を分かりやすく診断するもので、適職を判定するわけではありません。mbtiも16Personalitiesも含めて、自分がどのようなことに関心を持ちやすいのか知るのには有効ですが、仕事の適性を見極めるために使う際には注意が必要。例えば「自分は○○の診断だから、△△の仕事ができる」など、最終判断にしてしまうのではなく、自分の適性を知る過程で活用するのがおすすめです。自分の特性を把握する、自己分析のデータの一環として使うのがベストでしょう。

16Personalitiesの性格診断から分かる強みや傾向

16Personalities

ではここからは、一般的な性格診断として知られている16Personalitiesについて、基本的な情報を簡単に整理してみましょう。実際に16Personalitiesの性格診断をしてみた時には、自分がどのような特徴が強く見られやすいのか、参考にしてみてください。

16Personalitiesで使われる4つの指標と分類

16Personalitiesでは、次の4つの観点をもとに、物事の考え方や好みなどの特性を分類します。

エネルギーの方向:I/内向的(控えめ、消極的)、E/外向的(にぎやか、積極的)
物事や事象の見方:S/感覚的(現実主義、経験則)、N/直感的(理想主義、ひらめき型)
判断方法:T/思考型(合理主義、論理的)、F/感情型(感受性、共感)
外部との接し方:J/判断型(計画的、目標達成)、P/知覚型(臨機応変、自由)

上記のアルファベットの組み合わせにより、16タイプに性格の傾向を診断します。

16Personalitiesごとの特性

では実際に、16Personalitiesの診断結果となる16タイプの特性を簡単にまとめていきます。

<分析家/合理主義タイプ>
INTJ(建築家):戦略的思考や想像力で、じっくり物事を考える
INTP(論理学者):豊富な知識をもとづく、画期的なアイデアに強い
ENTJ(指揮官):強い想像力と意志で、周囲を巻き込んで新たな道を開拓
ENTP(討論者):頭の回転が速く好奇心旺盛で、知的課題を好む

<外交官/理想主義者タイプ>
INFJ(提唱者):静かに物事の改善に努めて、誰かの役に立とうする
INFP(仲介者):控えめながら感受性豊かで、他者に寄り添う利他主義者
ENFJ(主人公):周りへの好影響をもたらす、リーダーシップに努める
ENFP(運動家):社交的かつ創造性の高い、柔軟な人間力がある

<番人/保護者タイプ>
ISTJ(管理者):社会貢献性や誠実性が強く周囲からの信頼が高い
ISFJ(擁護者):思慮深く繊細で、堅実に周りへ献身する
ESTJ(幹部):コミュニティの構築や団結に長けているまとめ役
ESFJ(領事):高い社交性で積極的に他者に関わり、周りを助ける

<探検家/職人タイプ>
ISTP(巨匠):創作意欲が高く、新しい刺激を好んで斬新な発想を生む
ISFP(冒険家):新たな挑戦と探求を求めて、物事の独自の面白みを見出す
ESTP(起業家):周囲を喜ばせることに長けていて、パワフルな行動力を持つ
ESFP(エンターテイナー):自ら楽しい時間を作り出すことを好む、精力的な活動家

【職種別】16Personalitiesの性格診断から見た向いてる仕事例

16Personalitiesの診断結果のみで、適職が分かるわけではありませんが、比較的向いている仕事の候補を探すのに活用するのには有効でしょう。そこで各職種では、どのタイプが比較的活躍しやすいのか、それぞれの特性をもとにおすすめできる仕事の一例をご紹介します。

営業、コンサルタント

営業やコンサルタントは、顧客と積極的に関わりながら、さまざまな要望や課題に対応する提案力が求められます。こうした職種では、積極性が高く外向的で、人との関わり合いから何かを成し遂げることに長けたタイプが向いています。16Personalitiesでは、例えばENTJ(指揮官・)ENFJ(主人公)・ENFP(運動家)・ESFJ(領事)・ESTP(起業家)などが当てはまりやすいでしょう。ENTP(討論者)なども、問題解決を好みやすい傾向があり、自らの考えによって顧客のニーズに応える営業やコンサルタントで活躍しやすいといえます。

人事

人事は、人材に寄り添って育てたり、本質を見極めたりする力が求められます。また裏方として組織を支える役割から、他者への貢献性が比較的高い傾向にある、INFP(仲介者)やISFJ(擁護者)などのタイプが比較的向いているといえます。また周囲に対する影響力との意味合いでは、ESFJ(領事)やENFJ(主人公)などのタイプも当てはまりやすいでしょう。

エンジニア、技術職

エンジニアや技術職は、物事を深く研究したり、新たに創作したりなどのこだわりが強いタイプに適した職種でもあります。16Personalitiesでいえば、INTJ(建築家)・INTP(論理学者)・ISTP(巨匠)など、分析力や職人気質の高い特性を持つ場合に比較的向いているでしょう。

クリエイティブ職(編集者、ライター など)、デザイナー

クリエイティブ職やデザイナーは、斬新なアイデア力や独特の感性など、高い創造性が存分に活かせる職種です。16Personalitiesなら、自由な発想力が比較的強いとされる、ENTP(討論者)・ISFP(冒険家)・ESFP(エンターテイナー)などが活躍しやすいといえます。

医療・福祉(介護職、カウンセラー、看護師 など)
医療・福祉分野は、人と人との関わり合いを大切にするコミュニケーション力や、誰かの役に立とうとする献身性が求められます。16Personalitiesだと、他者への貢献を好みやすい、INFJ(提唱者)・INFP(仲介者)・ISFJ(擁護者)などのタイプが比較的向いているでしょう。

教育関連(講師など)、管理業務(マネジメント、バックオフィス)

教育関連や人材や社内業務の管理などに携わる部門では、周囲に何かしら効果をもたらしたり、組織をとりまとめてけん引する力が求められます。他者に役立とうとする姿勢から考えると、例えばINFJ(提唱者)・ISTJ(管理者)などのタイプが比較的向いています。また周囲に対するリーダーシップの観点から見ると、ENTJ(指揮官)・ESTJ(幹部)などのタイプも活躍しやすいでしょう。

転職に活かすための適職の探し方とは?

適職診断

mbtiや16Personalitiesなどの性格診断も考慮しつつ、より自分自身の本領発揮ができる適職を探したい場合には、以下のような方法を検討してみましょう。

今までの経験の振り返りなど徹底した自己分析をする

本来の自分の強みや志向性を的確に理解するためには、mbtiや16Personalitiesなどの性格診断だけではなく、十分な自己分析も不可欠です。mbtiや16Personalitiesなどの性格診断は、あくまで統計的に共通した人物像として分類しているもので、個々人に必ず合致するわけではありません。正しく自らの特性を見極めるには、やはり自分自身の経験を振り返るなど、これまでの行動パターンや考え方の傾向を知ることが重要です。さらに今までに培ってきた実績や能力などを洗い出してみることで、どのように活躍してきたのか、しっかりと強みを把握することにもつながります。性格診断だけに頼るのではなく、まずは自分なりの自己分析を徹底するようにしましょう。

長い目で見たキャリアプランや将来像を明確にする

単純に自らの得意分野や長所が活かせるだけでなく、自分なりの理想の姿が実現できる仕事こそ、本来の適職といえます。なりたい自分を目指せる仕事であれば、確かな目標や意欲を持って働くことができ、長期的な活躍にもつながりやすくなります。きちんと長く続けられる適職を探すには、まずは自らが望むキャリアプランや将来像を明確にしましょう。また先を見据えて働ける適職を見つけるには、5年や10年など、長い目で見たプランニングをしておくことも大切です。腰を落ち着けて活躍できる適職が探せるように、あらかじめ今後歩んでいきたいキャリアのイメージもしっかりと掴んでおきましょう。

キャリアのプロに相談する

もし自分自身の適職をうまく判断できずに迷ってしまうのであれば、キャリアコンサルタントやカウンセラーなどのプロに頼ってみるのも一つの方法です。全国各地のハローワークなどでは、専用窓口にて、プロの専門家による無料相談に対応している場合もあります。転職先の悩みなどがある際には、こうしたプロに相談してみるとよいでしょう。もしくは求人検索から選考対策までサポートしてもらえる、転職エージェントサービスを活用して、適職の探し方を相談してみるのもおすすめです。なお「オーダーメイド転職 」では、三重県の求人に特化した転職エージェントサービスを提供しています。独自のネットワークをもとに、地元優良企業とのマッチングを全面的にバックアップ。三重県での転職をお考えの際には、ぜひ気軽にお問い合わせください。

まとめ

特に最近広まってきている性格診断は、厳密には本来のmbtiとは異なる16Personalitiesですが、いずれもさまざまな質問・回答を通じて自らの特性を知ることができます。ただし正確には職業の適性を見極めるためのものではないため、適職を探す際には、あくまで自己分析の一環として活用するのがおすすめ。自分自身の傾向を理解するデータの一部として、考慮に入れてみるのがベストです。また適職を探すには、過去の振り返りやキャリアプランニングなど、入社後の活躍のイメージを明確にするための準備が大切。ぜひ本記事でご紹介したような、適職の探し方も参考に、自分の理想が叶うような仕事を見つけ出してみましょう。