TIPSお役立ちコンテンツ

高学歴の部下ってどう?高学歴部下のメリット、デメリット

高学歴の部下ってどう?高学歴部下のメリット、デメリット

高学歴と聞くと、優秀な印象がある一方で、漠然と「指導するのが難しそう」などのイメージを抱く人もいるかもしれません。もちろん勉強の成績と、ビジネスの可能性はイコールではないため、仕事でも活躍できるように学歴に関係なく育成していく必要があります。とはいえ高学歴の部下となると、うまくマネジメントできるのか想像しにくい場合もあるでしょう。そこで今回は、高学歴の部下を持つメリット・デメリットや、仕事をしていくうえでのポイントを解説していきます。

高学歴な部下を持つからこそ得られるメリット

 

高学歴

高学歴といえば、一般的に今まで勉学に励んできた過去があり、学びの姿勢が根付いている・目標達成に向けて取り組めるなどの能力を持つ証拠でもあります。

また厳しい受験を乗り越えてきたケースが多く、物事をやり遂げる意志が強く、前向きに新たな挑戦や努力ができる人材ともいえるでしょう。さらに教育水準が高く確かな教養にも期待できることから、高学歴な部下を持つことで、以下のようなメリットが想定されます。

仕事の習熟度が高くなりやすい

高学歴の場合、基本的には勉強ができることは前提となります。勉強ができるということは、物事に対する理解力や記憶力が高いともいえます。

こうした能力が根底にあることから、業務の流れや進め方を覚えたり、ビジネスの仕組みを把握したりするのも、高学歴になると比較的早い傾向にあります。その他にも、取引先・業界の情報の蓄積や学習した知識の応用など、自ら仕事のレベル感を向上させていく学習能力にも期待できるでしょう。このように自分自身で仕事の習熟度を高めながら、着実に成長していく伸びしろも見込めます。

主体的な活躍が見込める

学生生活のなかで、しっかりと一般教養を身につけていることから、社会人としても幅広く能力を発揮するポテンシャルも見込めます。

例えば目の前の課題に対しても、どうしたら解決できるのか、今までに培ってきた知識や思考力などを活かして自ら考える能力にも期待できるでしょう。これまでに難しい試験や学習に取り組んできた実力があるからこそ、状況に合わせて自分は何をすべきなのか、自ら判断しながら行動する主体的な活躍できる可能性も高いといえます。

継続的に新たなノウハウを吸収できる

基本的に高学歴の人材は学習能力が高く、新たな知識やスキルを身につけることにも長けています。また日頃から勉強に取り組んできたバックグラウンドもあり、継続的に学ぼうとする姿勢も根付いている傾向にあります。

さらに日常的に学びを得ることに抵抗がないケースも多く、自分自身でどんどん新しい情報を集めたり、疑問を解消しようと調べたりする知的好奇心の強さにも期待できるでしょう。自分自身で研究を重ねたり、できないことを習得しようと努力したりなど、自ら新たなノウハウを吸収していく可能性も見込めます。

豊かな知識による新たなアイデアや課題解決に期待できる

高学歴になるほど、これまで勉学に励んできたなかで培ってきた知識量も多い傾向にあります。また学生生活のなかで、特定の専門分野のノウハウを習得しているケースも多々あり、高学歴ゆえの豊かな知恵に期待できます。

こうした豊富な知識があるからこそ、さまざまな角度から物事を考えることができ、今までにないような画期的なアイデアが生まれることも。また難しい課題などに対しても、豊かな知識にもとづくひらめきから解決策が出てくる可能性も考えられます。高い学歴を積んできた経験から、ビジネスにおける新たな着想や考え方につながるポテンシャルも見込めるでしょう。

高学歴の部下を持つ時に注意したいデメリット

高学歴

高学歴ならではの高い能力に期待できる一方で、それが必ずビジネスに直結するとは限らない部分もあります。高い学歴は、あくまで勉学で優秀な成績を収めてきた結果であり、仕事でも成果を出せる根拠にはなりません。また高い学歴を積んできた過去があるからこそ、以下のような部分がある可能性も、想定しておきましょう。

プライドの高さから指示やフィードバックが難しいことも

なかには自らの高学歴さに自信を持っていることで、仕事をするうえでも「自分には能力がある」と信じ込んでいる可能性もあります。こうしたプライドの高さは、場合によっては自身の間違いや未熟さを認められなかったり、周りの意見を無視したりなど、客観性の妨げになっているケースも考えられます。

このように自身を俯瞰する視点がうまく持てていないと、的確な自己認識ができず、現状に見合わない業務のレベルや評価を求めてしまうパターンも。そうなると、思うような仕事を与えられなかったりマイナスなフィードバックを受けたりした際に、上司や先輩に対して不満や攻撃的な感情を抱いてしまうことも想定されます。もしくは自身にそぐわない処遇を受けていると感じることで、挫折してしまったり、意欲をなくしてしまったりするリスクも。プライドの高さゆえに、ナイーブな部分を持っていることも多く、接し方や伝え方など十分な配慮が必要となりやすい一面もあります。

学歴コンプレックスを抱いている可能性もある

学歴コンプレックスと聞くと、自身の出身校のレベル感に引け目を覚えていて、名門を出ている相手に対して妬んだり劣等感を抱いたりするイメージがあるかもしれません。しかし自らの高学歴さに過度なステータス感を持っていて、相手の出身校だけで優劣を判断したり、見下したりするのも学歴コンプレックスといえます。

このような学歴コンプレックスは、何らかの背景から偏差値の高さや出身校が価値基準となっていて、「高学歴=優秀」といった固定観念につながっている可能性もあります。そうなるとなかには、仮にその部下よりも学歴のない同僚・上司がいた際に、相手を尊敬する姿勢になれないケースも。場合によっては指示やアドバイスを素直に受け入れなかったり、周りと協調しようとしなかったりなど、反抗的な態度や自己中心的な考え方が見られるパターンも想定されます。

指示待ちで受け身な姿勢が見られることもある

学校から課された学習を継続して、優秀な成績を出してきた経験から、与えられた物事に取り組む習慣が根付いている可能性も。そのため誰かに指示されないと、何をしたらいいのか迷ってしまったり、いわれないと行動できなかったりする傾向が見られることもあります。割り振られた業務に対しては、真摯に取り組むものの、自分から仕事を作って動き出そうとする姿勢がなかなか出てこないケースも考えられます。また難しい試験や勉強をしてきた分、絶対的な正解を求めたり完璧主義だったりするパターンもあり、わからないことや間違いそうなことには踏み出せない場合も。なかには高学歴のバックグラウンドから、受け身で消極的になっていることも想定されます。

高学歴の部下と働くためのポイント

ミーティング

高学歴だからといって、個人的な主観や先入観を持つのではなく、上司としてはきちんと本領を発揮できる環境を作ることが重要。もし先ほども出てきたように、プライドの高さやずれた自己認識などが見られそうであっても、次のような部分を意識して接することが大切です。

柔軟な視点を持って接する

大前提として、上司側が「高学歴だから」というような偏見の目で見ていると、その偏った見方は部下にも伝わってしまいます。そうなるとうまく信頼関係を築くことができず、部下側の不満を増長させたり、もっと反発させてしまったりするリスクがあります。まずは固定観念にとらわれず、柔軟な視点を持って、その部下が思うように実力を出せるようにマネジメントしていくことも重要。例えば周囲に対する横柄な態度や言動といった、学歴コンプレックスのような傾向が見られる場合には、高学歴以外の部分で自信を持てていない可能性なども考えられます。「高学歴だから○○」というような思い込みを持つのではなく、部下をじっくり観察して人物像をよく知ることで、最適な仕事の与え方や育成方法が見えてくるでしょう。

部下の意欲を引き出すコミュニケーションを心がける

学歴主義が根深い様子が見られる際には、日常的な会話やフィードバックにより、仕事の成果につながるようなフォローをしていくことも大切です。

学生時代の成績や経験にこだわっているようであれば、1対1のコミュニケーションを通じて、例えば過去の成功体験や元々の目指したい姿などを引き出してみるのもよいでしょう。こうして本人の得意分野やモチベーションの根源などを明確に認識していくことで、業務の進め方や担当してもらう案件など、より実力を発揮できる仕事の与え方も見えやすくなります。このように部下自身の前向きな姿勢に寄り添うことで、本人としても学歴にとらわれるのではなく、ビジネスではどうすべきなのか気付きを得られます。

現場で試行錯誤できるようにサポートする

高学歴の部下で、なかなか仕事の成果が出せていない様子が見られる場合、客観的な自己認識や能動的な行動ができていない可能性もあります。こうしたケースでは、上司からのアドバイスやフィードバックのように、第三者からの助言だけでは実感がわきにくく改善が進みにくいことも考えられます。

そこで自分自身の判断や責任をもとに、結果につながる取り組みができるように、どの仕事もあえて本人任せにしてみる方法もあります。例えば「社内で評価されない」というような不満があるなかで、いざ本人主動で案件を進めて失敗や行き詰まりを体感してみることで、自分に足りないものを自覚できることも。またミスや間違いを恐れて、うまく実行に移せないようであれば、まずは本人の裁量を持って仕事ができる状況を作るようにしてみるのもよいでしょう。こうして自身で試行錯誤して経験値を積んでいくことで、本人の潜在的な学歴主義から抜けて、ビジネスで必要とされる能力や動き方が身につきやすくなります。

まとめ

基本的にはどのようなビジネスでも、仕事ができるかどうかに学歴は関係ありません。仮に高学歴の部下を持つとしても、あくまでビジネスではどうすべきなのか、上司として導くことが重要です。高学歴と聞くだけで、なんとなく気後れしてしまうかもしれませんが、フラットに接していくことが大切。もちろん場合によっては、学歴主義になっていて、仕事をするうえでの態度や言動に問題が見られるケースもあるかもしれません。とはいえ上司として、きちんと部下を育成していくことで、高学歴だからこそ直面しやすい困難を乗り越えられることも。高学歴の部下を持つ際には、ぜひ本記事も参考に、より最適なマネジメントを検討してみましょう。