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月曜日の仕事が憂鬱!仕事に行きたくない時の対策は?

月曜日の仕事が憂鬱!仕事に行きたくない時の対策は?

土日休みの職場に勤務していると、毎週必ず連休がある分、休日明けの出勤はなんとなく憂鬱に感じてしまうもの。時間やタスクにしばられずに、好きに過ごしやすい週末が終わってしまうことを考えると、なんなら日曜日の夜から不安になってしまう場合も少なくありません。実際に日本では国民的アニメの放送時間になぞらえて「サザエさん症候群」と呼ばれる他、世界的にも「ブルーマンデー」といわれて一般化しているほど、誰にでもよくある現象です。とはいえ、毎週ように「仕事行きたくない」と感じてしまうのもストレスですし、重い気持ちで1週間をはじめるのはできるだけ避けたいでしょう。そこで今回は、連休明けの月曜日でもなるべくプラスな気持ちで働くために、知っておきたい対策方法をご紹介していきます。

そもそも月曜日の朝に「仕事行きたくない」になる原因は?

月曜日 鬱

大前提として月曜日の仕事を憂鬱に感じる原因がわかっていないと、何か対策をしても的外れになってしまい、なかなか解消されません。ではなぜ月曜日の朝に、なんとなく仕事に行くことを不安に思ってしまうのか、よく想定されやすい理由をいくつかピックアップしてみます。

[A]休みなら自分の自由に過ごせるけれど、仕事になると嫌なことでもタスクとして追われるのが面倒
[B]特に仕事が好きなわけではないので、楽しい休日後に気持ちを切り換えるのが難しい
[C]普段の仕事の負担が大きく、また平日になるとこの忙しさがはじまると思うと憂鬱
[D]業務量が多く、何から手を着けたら問題なく片付くのかイメージができずに不安になる
[E]担当している業務の内容が合っておらず、平日は毎日仕事に行くのが嫌に感じている
[F]人間関係に悩んでいて出社するのが辛い
[G]過酷な残業やパワハラなどの劣悪な労働環境にあって仕事に支障をきたしている

一般的によくあるパターンとして、上記のような例が挙げられます。

例えば[A]~[D]では、仕事に対する大きな嫌悪感はないものの、なんとなく休日明けから働き出すのが億劫に感じている様子が見られます。こうした場合には、休みの過ごし方や月曜日を迎える前の考え方を少し変えるだけで、憂鬱感が軽減されるケースも少なくありません。

また[E]~[G]のように、仕事内容や職場環境における不満や問題がある時には、月曜日などのタイミングに関係なく出社するのが大きなストレスになっています。この際には、単純に月曜日の憂鬱感を和らげるだけでなく、根本的な解決が必要です。

ではまずは、「漠然と月曜日の仕事に対する気が進まない」のパターンで考えられる対策から見ていきましょう。

月曜日の憂鬱を解消するには?仕事に行きたくない時の対策方法

月曜日 行きたくない

なんとなく月曜日の仕事を億劫に感じて憂鬱になってしまう時には、物事の見方を少し変えるだけで、大きな気分の変化が出てくることもあります。ちょっとした工夫次第で解消されるケースもあるので、次のような対策も検討してみましょう。

金曜日のうちに月曜日の朝からのタスクを計画しておく

例えば週をまたいで続く長期案件や、次週から新たに着手するプロジェクトなど、なんとなく気が重い仕事が入っていると特に憂鬱になりがちです。「納期に間に合うか心配」「なんとなく毎日やることは決まっているけれどやる気になれない」など、さまざまな懸念から仕事を億劫に感じてしまうかもしれません。とはいえ事前に自分で「こうしよう」と決意しておくと、やらされる強制感よりも自発的な姿勢が生まれやすく、スムーズに仕事モードに入りやすくなります。「何から手を着けよう……」などのように、月曜日からの仕事のイメージが漠然としていると、業務が片付いていく感覚が湧きづらく不安になりがちです。先の状況があいまいになればなるほど、なかなか気が進まなくなってしまうので、金曜日のうちに月曜日からのタスクを整理しておくとよいでしょう。

1日単位でやるべきことを考える

平日と週末の2連休を切り分けすぎてしまうと、休日との大きなギャップ感もあり、月曜日からの仕事が億劫になりがちです。そのため週単位ではなく、1日ずつで毎日の過ごし方を決めてみると、平日と週末の格差感を少なくできるかもしれません。特別な予定を立てずに休むのもいい休日ですが、むしろ2連休ともにスケジュールを入れて、好きなことや趣味もタスク化してみると毎日フラットな感覚で過ごしやすくなります。「今日はこれをしよう」というように、毎日決めたタスクを1日ごとに終わらせていくイメージなら、仕事もあくまで生活の一部として起伏なくとらえやすくなるでしょう。例えば、「〇曜日には自炊しよう」「□曜日と△曜日はなるべく早めに上がってランニング」など、仕事以外のやりたいことを日々取り入れてみるのがおすすめ。平日5日をまとめたサイクルにするのではなく、週末も含めてどの日に何をすべきなのか、1日単位で考えてみるのもいい方法です。

仕事と自己実現を結び付けて考える

業務上の目標もあるかもしれませんが、それとは別に、自分なりの目指したい姿やビジョンをイメージして働くようにするのもよいでしょう。もし「一年後には○○ができるようにしたい」と考えるなら、そこから順序立てて日々の仕事上でどう動くべきか想定していきます。例えば「一年後○○がしたいなら、毎月△△を達成しよう」「そのために毎週□□をこなしていこう」など、自分なりの短期的なタスクに落とし込んでいくと前向きな気持ちが生まれやすくなります。このように週ごとに取り組みたいテーマを自ら決めていくと、「明日からはこんなことをしてみよう」などの意欲につながり、月曜日からの仕事のモチベーションも高まるでしょう。

月曜日だけの“ごほうび”を決めておく

週のはじめは、先週からの残務や休んでいた間に溜まったタスクなど、何かと忙しくなりがちです。特に月曜日の業務量が多くなりやすかったり、負担を感じやすかったりする場合には、特別な“ごほうび”を決めておくのもいい方法でしょう。例えば普段ガマンしているジャンキーな食事など、月曜日限定で、自分に対する甘やかしを解放してみるのがおすすめ。このように自分の嫌なことと楽しみをごちゃ混ぜにして、アメとムチのようにモチベーションを上げていく習慣は、実際にアメリカの経済行動学で提唱されている考え方(※)です。

(※)テンプテーション・バンドリング

あえていつもと違う習慣を取り入れてみる

月曜日だけに限定して、普段とは異なる習慣を取り入れてみるのも、憂鬱な気持ちの解消に効果的。「いつもと違うことをする」に意識を集中させることで、「仕事に行きたくない」思いから気をそらしやすくなります。特に有効なのが、月曜日の朝に新たなルーティンを追加してみる方法です。例えば月曜日の朝に「早起きして散歩してから出社する」習慣を付ければ、「仕事に行きたくない」よりも先に、「明日は早起きしよう」の考えが思い浮かぶでしょう。「仕事に行きたくない」だけに気持ちが傾いてしまうと、どんどんマイナスな気分がふくらんでしまうため、なるべく心が落ち着くように工夫してみるのがおすすめです。

日曜日の夜に楽しい予定を入れる

日曜日の夜は、月曜日の朝に備えて予定を空けがちですが、あえて何かしらの楽しみを作っておくのもいい方法です。日曜日の夜から長時間も憂鬱な気持ちのままだと、月曜日の朝を迎えた時に、余計に気分が落ち込んでしまう場合も。それなら日曜日の夜にしっかりリフレッシュしたほうが、「ちゃんと休めた分、明日から頑張ろう」という気持ちの切り換えがしやすくなります。「あんまり休めなかった」「結局何もできなかった」などのマイナスな気持ちから、仕事のモチベーションを上げるのはなかなか難しいもの。それなら少しでもプラスの気分を高めておいたほうが、仕事への意欲を出しやすいでしょう。「マイナスからプラス」よりも、「プラスからプラス」のほうが楽だと考えておくといいかもしれません。

「仕事に行きたい!」にするために考えておきたい対処法

月曜日 行きたくない

「月曜日の朝が苦手……」と感じる原因として、そもそも「仕事の内容そのものが嫌で平日がしんどい」「働くこと自体が辛い」などのケースも考えられます。そうなると、日々の過ごし方や考え方の切り換えをしても解消されない可能性もあるでしょう。こうした場合には、次のような対処も検討してみてください。

部署異動や転勤の希望を出す

もし担当業務や人間関係など、職場環境が原因で仕事に行きたくないのであれば、部署異動や転勤をしてストレスを取り除くのも一つの方法。業務の内容や一緒に働くメンバーなどが変われば、仕事に対する不安感が軽減されて、月曜日のストレス感が軽減される可能性も考えられます。すぐに対応してもらうのは難しいかもしれませんが、人事考課や面談などのタイミングで部署異動や転勤の申し出をしておくことで、配置転換の時期に希望が通るチャンスも。もしくは社内相談窓口などの専門部署があるなら、仕事への悩みとあわせて、部署異動や転勤ができそうなのか問い合わせしてみるのもよいでしょう。

休職して心身を休める

例えば「月曜日の朝になると頭痛やめまいがする」「頭ではわかっているのに体が動かない」など、何かしらの心身不調が出ている場合には、休職を考えたほうがいいかもしれません。こうした心身不調は、放置しておくと精神疾患につながってしまう危険性もあり、なるべく早めの対処が必要。何か異変を自覚している際には、医師などの専門家に相談して、今後の対処を検討してみることをおすすめします。月曜日の不安を無理に乗り切ろうとせずに、少し休んでみるのも一つの方法です。

転職して仕事内容や職場環境を変える

あまりに職場環境が悪かったり、どうしても仕事内容に対する多大なストレスがあったりする場合には、転職して環境を大きく変える方法もあります。単純に月曜日のタイミングだけでなく、常に憂鬱が付きまとうような状況であれば、自分の身を置く場所を変えてしまったほうがいいかもしれません。また転職して、自分にとってベストな職場に出合うことができれば、月曜日でも「仕事に行きたい!」と思える可能性もあります。月曜日の不安をなくす対処法として、転職を通じて、根本的に解消することも考えてみましょう。

まとめ

休日モードからの切り換えのタイミングとなる月曜日は、仕事へのモチベーションや集中力を上げるのが難しく憂鬱になりがちですが、ちょっとした工夫によって心がまえを変えることもできます。毎日どのように過ごすのか自分の姿勢を少しあらためるだけで、月曜日の不安が和らぐこともあるので、今までの自分を振り返ってみるのもよいでしょう。また月曜日の仕事が憂鬱に感じる状況次第では、異動・休職・転職などの対処法を検討してみたほうがいいケースも。なるべくストレスのない働き方のためにも、ぜひ本記事も参考に、月曜日の憂鬱感を解消する対策をしていきましょう。